「春」この季節をどう捉えるか。雪解けの季節、花咲く季節、PMで空が汚れる季節。
マイナスポイントを探してしまうネジ曲がった性分の自分には大陸からの贈り物によって「空から青さが失われる季節」だと思ってしまう。
そんな灰色の空も普段は悩みの種である雨によって洗い流される。前日、山陰に雨に降ったことを確認しツーリングも兼ねて伯備線に出撃した。
晴天の中ワインディングロードをバイクで快走しながら一日中64貨物とやくもの写真を撮っていく。なかなかいい感じ。
明け方から走っているものの興奮で疲れを感じず〆のやくも24号の撮影地を探す。大山バックの撮影地はいくつかあるのでロケハンをしていると一面の菜の花畑が。多くの先客が待っているもののキャパは広いためゆっくりと構図を決める。
縦構図にするか横構図にするか。雪化粧がまだ残る山頂をバックに大きく入れても良いと思ったが「山陰の富士」とも言われる大山のきれいな稜線を画角に入れるために横構図を選んだ。
定刻から少し遅れて岡山に上っていく381系を高速シャッターで切り取った。
