六軸電気

電気機関車が好きな23歳社会人がお届けするブログです。

悔いはない

1月の渡道の成果はこれと言って無く、悔しい思いをしていた。根室の方は天気が他所に比べれば安定しているものの、肝心の代走は尻すぼみの状態で札幌から車を走らせていくにはあまり疲労と成果が見合わない。

本命の富良野は安定しない天気で、頭を悩ませていた。2月の渡道がスケジュール的に最後になる見込みだったので最後の勝負ということでいつもと同じ金曜日の最終便で新千歳に乗り込んだ。

天気は日曜日に快晴予報、一週間一度も晴れないこともあるので、この最後のタイミングに最高の天気を享受することができるのか、数時間ごとに変わるSCWを確認しながら土曜の撮影を終えた。しかし、一筋縄ではいかない、「SCWあるある」ともいえる直前の超下方修正。これなら函館方面に行った方がまだましである。しかし、この直前の下方修正は幾度となく食らってきた。あれほど強気な晴れ予報を出してきたのだから初志貫徹で富良野に行こうと決めた。

その予想は的中する。最近撮影自体をしてこなかったのでカメラのファインダーから見える青空は平日の青空より青く見えた。

これを求めたいたのだ。この路線に悔いはない。

 

ここからは廃線後。この写真の撮影後3月は一度も渡道することがなかった。チャンスはあったのだが、この最高の思い出のまま終わりたいという思いが強く、航空券は購入しなかった。今も後悔はない。

冷静に考えて遠い。

やくもの余命宣告が出ているが、何かと最近鉄から離れており、どの色が何月に引退するのかは未だに不明。スーパーやくも色が復刻した時はいち早く山陰に行っていたのだが、緑やくもの写真は未だ0枚。

物理的距離は変わらないのだが、精神的な距離は日に日に長くなる一方である。米子まで撮影に行くと一回800km「冷静に考えて遠いよね~。」と行かない理由を考える方が上手になっている。

この日は午後の山陰の強気の予報につられて出撃、しかし午前中はドン曇り。井倉鉄橋の64はもちろんフルコンだっけけれどやる気が出ず、車で寝ていた。その後の日中のやくもも撮影しなかった。

なぜ、この日に山陰に行ったんだと通過していく電車を見ながら自分を卑下したくなるがここは我慢。下道で愛車を走らせながら大山が見えるお立ち台へ。

やはり信じてよかった。狙った通りに天気は回復し、夏らしい入道雲が高々と聳え立っている。雲の形は刻一刻と変わるが、理想のニョキっとしか大柄な雲になると岡山行きの国鉄色のやくもが現れた。手前に黄金色のいなほを入れて一枚。狙い通りの写真を撮ることができた。

一瞬の一月

これだけ撮影機会が少ない1月は初めてだった。カメラを握ったのは年始の上越カッターと下旬の北海道のみ。近所での撮影は一回もなかった。

意欲が落ちたわけではないが、他の遊びをしていたり、「晴れだから撮影に行く」から「撮りたいものを撮る」というマインドに変わりつつある。

遠征にでかけその地のグルメを食べたり、自然に触れたりと撮影以外の楽しみの比重が増えていることもその要因と言えるだろう。

12月に新垂井のPF貨物を撮影でき、念願の目標を達成できているので毎月の北海道に全力を注ぎ、後は愛車でドライブに行ったり、非鉄のお出かけを楽しもうと思う。

写真は年末に撮った黒姫山バックの115系、雪晴れ雲無しの破壊力は全国共通、次こそは北海道で雪晴れを体感したい。

激走850㎞ 妙高の絶景を拝む

2023年の年末、東京の実家に帰省するついでに東日本の鉄道も撮影したいところ。

年末年始は貨物が走っていないので、以前から撮影したかったえちトキの観光急行を撮影計画を立てることにした。しかしすぐにわかった「旅程がキツすぎる」と。

金曜日に大阪を出発関西で同期を乗っけて静岡と東京で降ろし、そのまま埼玉で鉄の友達を乗っけてそのまま妙高へ。その距離850㎞。距離は走れるので問題無いのだが、問題はその余裕の無さ。止まらずに走って1時間前到着。それに乗り降りの時間、休憩を含めると直前の到着になるし、万が一睡魔が襲ってきたら完全に詰む。しかし、強気の天気予報と普段関西に住んでいる身としてあまりチャンスがないことを考えると挑戦せざる負えない言っても過言ではない状況だった。

そして当日、新東名をWRXで爆走(安全に)。同期を送迎し、埼玉で友達を乗せ、次は関越道を爆走(安全に)。途中事故渋滞で完全に止まったこともあったが、最終的には30分前に目的地に到着することができた。良く走り切った自分。

暖冬の影響か道は99%ノーマルタイヤで走れるコンディション。スタッドレスの真価を発揮したのは最後の農道の100mだけだった。

予報通り雲一つない妙高山をバックに急行列車。眠気と疲れを吹き飛ばす圧倒的な景色だった。

条件を揃える

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今日は遅れの東海道貨物の撮影。偶然だとは思うが、この列車一度遅れると何日も連続して遅れる印象がある。

正直、この日は撮影をする気はなかったが、休日の日課となりつつある各地のライブカメラで釜と積載の確認をすると一時間弱遅れてフルコンのPFが。これは逃すわけにはいかない。平日では考えられないような目覚めのスピードで跳ね起きるとカメラをバックに詰め込んで愛車で高速をかっ飛ばしていた。

道中は黄砂の影響か背景の山が霞んでおり、暗雲が立ち込める。それに追い打ちをかけるかのように関ヶ原周辺で濃霧。しっとりした雰囲気は悪くないのだが、写真撮影には救いようがない天気にテンションはダダ下がり。しかし、インター手前で濃霧がサッと消え、大阪では見れなかった抜けの良い「冬の晴れ」が出迎えてくれた。

定刻通過の30分前に到着、立ち位置は残っているか?と心配をしていたが、何とか欲しい立ち位置は空いており三脚を隙間に入れさせていただいた。

行きの関ヶ原周辺とは打って変わって撮影場所は文句なしの快晴。後はモノを待つのみ。

定刻から1時間弱遅れて貨物は通過。顔までしっかりと光線が当たり、フルコンで一点の曇りなしというこの上無い条件下で撮影をすることができた。

「定期こそ最高の条件下で。」という自分のモットーを体現できた気がする。

 

 

ふら~っと

 

 

平日、仕事が終わると無性に写真を撮りたくなる時がある。その日の気分によって被写体をちょろちょろ変えるがこの日は休日は見向きもしない通勤電車をバルブすることにした。

国鉄型の電車が来なくなった静かなホームの端で一人きり、三脚を立てる。

シャッターを切りたいってのが目的だから特に運用の確認も行わず、来る電車を何も考えずに撮影をする。

と言いつつもLEDヘッドライトが大半の中でハロゲンライトがホームに入ってくると少し気合が入る。この日のハイライトは223系の2500番台になった。

自分なりの息抜き、飽きたら家に帰ってビールを飲みながら編集をする。意外とJR車もいいね。残りの平日への活力をチャージして、土日への期待が高まる。

※だいぶ編集していますので悪しからず。

 

バックに駒ケ岳

午後になっても天気は崩れることを知らずバリ晴れが続いている。

そしてお昼は念願のラッキーピエロを食べることができた。普通のハンバーガー屋さんみたいにサクッと食べられるかと思いきや長蛇の行列、一番札幌に近いお店だからだろうか。看板メニューのチャイニーズチキンバーガーだけにすべきだったが初来店ということで調子に乗ってかつ丼も頼んでしまった。どちらも最高に美味で食べ飽きなかったが、普通に量が多かった。満腹になって店を出て撮影地に向かった。

18きっぷのポスターになるような有名撮影地に立つ。周りに多少の雲が沸いているものの、駒ケ岳がくっきりと確認することができる。

水平線までくっきりと見え、写真には写っていないが静狩や豊浦方面も見えていた。本当にガス抜けが良い日に来たものだ。

芋臨前の駄賃に過ぎなかったが、これもお気に入りの写真を撮ることができた。

そして次は念願の芋臨。