国鉄特急色はどんな景色にも似合う。新見以南で朝の撮影を楽しんだ後、山陰線区間で撮影こすることにした。伯備線と並行して走る県道8号線は程よいワインディングと最高の景色を同時に味わうことができ、バイクで走ると本当に楽しい。
9号は大山バックで撮影しようと考えていたが、テンポよく走っていても新見から2時間近くかかり、朝から鳥取県で撮影していた人たちで立ち位置はぎゅうぎゅうになっていた。いつもなら隙間に入れてもらってなんとか撮影することができるのだが、その隙間もないほどぎっちりと三脚が立ち並んでおり、昨年撮りたい構図で80点くらいの写真が撮れていることと構図に妥協するくらいならという理由で他の場所で撮ることにした。
お立ち台から少し離れたところには収穫が終わった積み藁が多数並んでいた。稲架掛けとはまた一味違う積み藁。一つ一つが生き物のようでかわいい。
そんな積み藁の群衆が見届けるなら米子市街から飛び出してきた381系は終着地に向けて走っていった。