風前の灯と言っても過言でないEF65だが関西地域でも辛うじて運用が残っており、その少ない運用を細々と撮影している。
夕方に晴れるなら四国行きの貨物を撮影するのがセオリーと言いたいところだが、百済発の配給列車が毎週単機で上ってくるということを知り、撮影地に向かった。想像では構図の右に大きな入道雲が...なんて雲まで予想通りにはいかず、夏らしくないすじ雲が停滞していた。青と白のコントラストがぼやけてしまうなんて思ったが、構図を組ん案外悪くないかもしれない。
コキを繋げていたら構図崩壊確定必至だが、単機予想は的中してスカート無しの2092号機を撮影することができた。
この夏の夕方の強めだが少し色付いた光線しか得ることができない栄養素がある。そして機関車の単機でしか得ることができない栄養素もある。これを同時に摂取することができ、大変満足のいく結果となった。